サイモン&ガーファンクルのすべて 図書館CD

ビートルズを除けば私の洋楽初体験は多分サイモン&ガーファンクル(以下S&G)になる気がします。兄が借りてきたレコードを横で聴いていた時だと思います。あの頃でも既に20年前の音楽だったのですがもう50年以上前の物になるんですね。

「コンドルは飛んで行く」を中学校で習いました。縦笛で。これ古いアンデス民謡をS&Gが取り上げたと思っていたのですが、20世紀に入って作られた楽曲だったみたいですね。彼らの曲で有名になりましたが。

1964年にデビューしたもののあまりパッとせず、というかその前にも別名義でデビューしていますがそれも泣かず飛ばずに終わっています。それが1966年に「サウンド・オブ・サイレンス」が大ヒット、ようやくメジャーに漕ぎ着けます。

ビートルズがアメリカでブレイクしたのが1964年ですから、時代は完全にロック&ロールの時代に入っておりS&Gのようなフォークデュオはかなり厳しかったんでしょうね。「サウンド〜」もエレキギターを入れたアレンジにしてようやくですから。

その後はコンスタントにヒットを続け「明日に架ける橋」が大ヒットそして解散に至ります。それぞれソロで活動し再結成したり又別れたりしています。仲が悪いと言われていますがその割には?と思っています。お金の為かしら?

本CDに収録されている曲はいずれも何処かで聴いたことがあるような物ばかりです。「ミセス・ロビンソン」なんかも軽快なナンバーで良いです。「明日に〜」とかの影響で重々しい印象をお持ちの方もいらっしゃいますが「59番街の歌」とか結構軽めの曲も多いです。

私のようなバングルス・ファンにとっては「冬の散歩道」の元歌は聞き惚れてしまいます。セールス的にはバングルスの方が売れていますがあの時の彼女たちは出せば何でも売れるくらいの勢いと人気がありましたからね。

個人的に好きな曲は「夢の中の世界」です。最初に聴いた中学生の頃から未だに好きです。何かとても幻想的でアーティの美しい声が生かされています。あまりメジャーな曲ではありませんがぜひ聴いてみて下さいね。

それにしてもまあ全て聞いて無駄な曲が一つもありませんでした。やっぱり凄いです。聴いたことがない方は是非一度は聴いてみて下さいね。あとポール・サイモンのソロでは「グレイスランド」がオススメです。何か取って付けたみたいな終わり方でゴメンナサイ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です