エルヴィス・オン・ステージ 図書館DVD

本タイトルはキング・オブ・ロックンロールことエルヴィス・プレスリーの記録映画です。と言っても若い人はおろか私の同世代でもあまりピンと来ないんでしょうね。ビートルズは音楽の教科書に載っていたりしますがエルヴィスはまず載りませんから。

作詞作曲をほとんどしていないからと思われます。リンダ・ロンシュタットの回で書いたのでシンガーソングライターと歌手の話はしませんが、教科書の場合は主に作曲者のことを習うので、どうしても曲をあまり作っていないと取り上げにくいですよね。

あとどうしてもビートルズ以前と以後って分け方をしがちなので、私の子ども時代からエルヴィスは懐メロ感がありました。でもちゃんと聴いてみると非常に優れた声の持ち主で、その魅力を最大限に生かした歌い方やステージングはやはり一流です。

このタイトルは1970年のエルヴィスですがビートルズ、サイモン&ガーファンクル、ビージーズといったエルヴィスより若い人たちの曲も積極的に歌っており、新しく良い物はしっかり自分の物にしている辺りはさすがです。

ステージではヒラヒラした物を付けていますが私これが昔から苦手でした。でもこのタイトルはリハーサルから観せていますので、そのヒラヒラもあまり違和感なく観ることができました。

「ハウンド・ドッグ」「ラブ・ミー・テンダー」「ハートブレイク・ホテル」「好きにならずにいられない」これでもかというくらいのヒット曲満載です。当時30代後半だと思いますが今考えると若いですよね。ロックスターが70歳代でも今は現役だったりしますので。

1977年に42歳で亡くなる訳ですが60年代の不調期を脱し、ステージの充実度などからこの頃が第二の全盛期だったと思います。それがストレスとなり過食症、ドラッグ依存に落ちていく原因にもなる訳ですが。

しかし先週のクラーク・ゲーブルといいエルヴィスといい、アメリカのショー・ビズのスターというのは物凄いフェロモン全開というか、セクシーというか、スターってこういうことだと本当に思わせてくれます。ステージ上で観客とあっちでチュー、こっちでチューチューしちゃうってどういうこと?

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