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ジョン・レノンの説明って必要ですか?と、初めから疑問形にして書いてみました。没後約40年ですので知らない人が居ても全く不思議ではありませんよね。50代以上なら知らない人はまずいないと思いますが。

ポピュラーミュージックの世界で史上最高のセールスを収めたバンド「ビートルズ」の元メンバーで解散から10年後にニューヨークで射殺された人、こう書くと本当に味気無いですね。しかしビートルズの説明も雑ですが。

この映画は1988年ですから死後8年経ってようやく生前の映像等を纏めて存命の関係者のインタビューを入れた、そんな感じです。個人的にはだいたいのことは知っていましたが、映像で観たのは初めてだったりして最後まで夢中で観てしまいました。

又、この映画で取り上げた事柄と取り上げなかった事柄には何か思惑があるのか、そんなことも考えました。ポール・マッカートニーへの当て付けの曲が出て来て正直ジョンの人格を著しく下げています。当時はポールの方もやっていたのでお互い様なんですけどね。

一方ジョンの父親は居なくなったで終わっています。実際はビートルズが売れてからタカリに来たんですが、本人も父親も母親も既に故人なのに何で全く触れられていないのか。この触れられなかった部分を考えるのも面白いです。映画の流れから監督が不要と思っただけかもしれませんけど。

それにしてもビートルズの人気って本当に凄かったんだな、というのも改めて確認しました。ジョン自身が「演奏を観客が聴いていない(みんな叫んでいるので聴こえない)」と言っていますがみんなトランス状態になっていますよね。亡くなった時の泣いている人々の映像も納得です。

考えてみたら殺された時は解散から10年しか経ってないんですよね。話がちょっとズレますが12月8日が命日になります。今でもその日はラジオからジョンの曲が良く流れてきます。12月は「ハッピー・クリスマス」もありますのでジョンの曲は12月によく流れている印象です。

キリスト発言、ベッドイン、平和活動、主夫、日本人的には軽井沢でのジョンも入れて欲しかったという所はありますが、ビートルズの日本公演の映像はあったので良しとします。又、キリストの件の所でKKKが出て来たのにはちょっとびっくりというか、時代錯誤を感じてしまいました。と言ってもKKKは未だ現存する組織ではあります。

ところで今年はビートルズ解散から50年ジョンの死から40年となるのですが、ジョージも亡くなりメンバーはポールとリンゴだけになっています。ポール・マッカートニーは未だ現役第一線で活躍しています。ポールの伝記映画も亡くなったら出るとは思いますが。

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