香椎宮 福岡市東区

香椎宮は関東ではあまり馴染みがありませんが由緒正しい神社です。分社が無いし関東からは遠いしと理由は色々あるんだと思います。祭神が天皇というのも関東ではあんまり聞かないですから。

その祭神は仲哀天皇と神功皇后のご夫婦になります。神功皇后は戦前は非常に尊敬を集めていて日本のお札で初めて肖像画が描かれた女性でもあります。武人でもありましたので源氏の信仰も集めていました。

とは言っても実在したかは分からない。というか実在性が確認されているのが21代の雄略天皇からなので、6代前の仲哀天皇とその皇后の神功皇后も実在性に疑義があるみたいです。まあ享年100とか摂政70年とかは流石に無理があります。とはいえこの時代の他の天皇もそんなものです。

と言う話はさておきちょっと行ってみることにしました。博多からですと鹿児島本線を小倉方面に乗り、香椎駅で香椎線に乗り換え香椎神宮駅で降りて歩きですが香椎駅から歩いてみました。

樟並木の参道、真っ直ぐな勅使道を歩きます。道は真っ直ぐなのですが樟が大きくなりすぎて根が地を張って歩道が畝ってしまっていて歩きにくいです。でもこの樟も由緒正しいみたいなので整備も大変なんでしょうね。

楼門におかめがあったので思わず写真を撮ってしまいました。節分ですかね。こういうのがあると何か平和で、新型コロナ・ウイルスも何もどうでも良いと思ってしまいます。現実はどうでも良くはならないんですけどね。

おかめの顔で先が良く見えなかったのですが本殿は入って直角に曲がったところにあります。楼門の先には御神木の綾杉があります。かなりの老木で自分で支えられなくなった枝に支えがあります。

本殿に行ってお参りをしてきました。お正月は過ぎていましたがやはり人は多く信仰を集めているんですね。専門的には本殿の造りはこちらの神社独自のものだそうです。そう言われても流石に私には分かりませんけど。

境内社に武内神社と言うのがありました。祭神は武内宿禰さんです。神功皇后の家来の一人になります。亡くなってからも忠臣ということになるのでしょうけど自分だったら亡くなってまで一緒と言うのは…ねえ?と言う感じです。凡人にはわからないなあ。

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