水郷柳川川下り 福岡県柳川市

柳川の川下りのことを水郷巡りと言っていました。関東人なので佐原と同じ感じです。でもこちらのは川下りと言います。西鉄柳川駅の近く三柱神社辺りから旧柳川城迄川舟で下って行きます。舟会社によって若干違うかもしれません。

九州に来てから思うのは川の水位と地面の高さにあまり差がない気がします。こちらの柳川もそうですが佐賀市内に行くと本当に感じます。勿論筑後川とか大きい河川はしっかり堤防があります。関東だとガッチリかためている印象です。

川下りの舟に乗っていて結構水嵩が増したら大丈夫なのかと心配になる所がいくつもありました。関東人の感覚なのかもしれませんけど。高度成長期前迄は飲料水や生活用水だったらしいので近くないと使いづらいというのもあるとは思いますが。

全体の距離としては4kmくらいだそうです。それを約1時間ほど掛けて下って行きます。と言うと歩くスピードとだいたい同じです。道と並走している所では歩いている人とずっと一緒だったりしました。

こちらの写真では結構水路が狭くなっています。水路は元々お堀ですので防御の観点から造られています。なので舟の通航に多少問題がある所もでてきます。それと橋の下の高さ方向にスペースが無い所は頭を下げないといけません。

水路沿いに北原白秋の歌碑がいくつか建っていました。白秋は柳川出身だそうです。旧生家にも行きましたが隣数軒が北原さんで、結構裕福な家の出身だったんだと思いました。作家では檀一雄さんも柳川出身です。

季節ごとに色々花が咲いていますが、やはり菖蒲の季節が良いですね。今回の訪問は完全に外していますが。アオサギが休んでいたり亀や鯉が泳いでいたり、そういうのを見るのも楽しいです。

帰りはだいたい舟会社のバスが出ていてそれを使っても良いですが、駅まで徒歩1時間くらいなので街並みを見ながら帰るのも良いです。大分建て変わっていますけど古い建物もありますし、ちょっとした街散歩が楽しめます。