小江戸蔵里で「つばさ」を探る。

「つばさ」という川越を舞台にした朝ドラがかつてありました。多部未華子さんがヒロインのドタバタコメディでした。昭和のホームコメディを狙ったようですが完全に空回り、視聴率も朝ドラのほぼ最低ラインを行ったり来たりしていました。

ネット上では多部さんの黒歴史的に書かれたりするのですが、まあキャリアの中ではあまり良い評価にはならないと思いますが、中村梅雀さん、高畑淳子さん、イッセー尾形さんらの芸達者な先輩との共演はご本人の糧にはなっているのではないかと思います。

ただやはり評価の低い作品でしたので当の川越市内でもあまり話題になっていなかったと思います。朝ドラや大河ドラマが来ると盛り上がるものですが。サンバダンサーが出てきたりかなりハチャメチャでしたしね。

「春日局」ってかなり古い大河ドラマも未だ縁の地として紹介されています。大原麗子さんも既にお亡くなりになっています。喜多院が火事になった時に江戸城から移築したものがあり、家光誕生の間というのが残されている関係でのことです。

観光客の皆さんがあまり行かないつどい処展示蔵という建物の管理室前に「つばさ」のポスターを見つけました。未だ飾って頂いているのは大変嬉しい限りですが、ほとんどの方は目にすることは無いと思われます。

多部さん若いです。でもここから年齢を重ねられ一児のママになられて今がとても輝いています。演技力は元々評価が高かった方ですので本当に上手に年齢もキャリアも重ねられているんだなあと思ってしまいます。

それとこちら。ドラマの放送記念で建てられたオブジェです。実際はこの前に別のイベントの看板が立てられています。写らないように撮りました。テーマ曲の一節の「忘れないで季節が変わっても」という文字が刻まれていたりするのですが、既に…。

最後にご紹介ですが、いくつかの和菓子屋さんで番組に因んだ和菓子が売られています。つばさという文字が入った物が多いのですが、こちらはドラマ内で登場するあまたまというお菓子に因んで作られた和菓子です。

ドラマの中で映り込んだお店も無くなっている所もあります。スーパーも最近閉店してしまいました。まだまだ変わりつつある川越なので思い出に浸っている内にどんどん置いて行かれそうですが、たまには古いことも思い出してあげたいとも思うのです。

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