西雲寺 関東大震災供養塔

週末に取り上げると書いた西雲寺さん、山門の前がクレアモール、クレアモールを挟んでまるひろ川越店という立地の為、休日はものすごい人通りになります。でもその人の流れはこちらのお寺を素通りし、駅に向かう流れと一番街へ向かう流れが混じりあっています。

こちらのお寺さんに入るのは今回初めてでした。あまり観光向けのお寺では無さそうなので、関係ない人間が入ったら何となく悪いような気がしていました。中に入ると、本堂は威厳もあり立派、お庭は手入れが行き届き、気持ちの良い印象です。そして気にかかるものを見つけてしまいました。

関東大震災供養塔とあります。私が幼い頃、東京下町の小学生は、いろんな所で東京大空襲の話と関東大震災の話は良く聞かされたものです。でもそういえば川越に来て、空襲と震災の話をほとんど聞いたことがありません。

そう、川越は空襲もほとんど無く、関東大震災も東京神奈川の悲惨さに比べ被害はそれほど大きくなかったようです。むしろ蔵造りの街並みを形成することになる明治26年の大火の方が、町としては大きな事件となっています。それでも川越大火で死者はおらず、震災や空襲では数名ではありますが亡くなった方はおられるのですが。

この供養塔、西雲寺さんのホームページでも説明が見当たりませんし、いろいろな方の西雲寺さんの紹介ブログも見たのですが、ほとんど言及されることはありません。関東大震災での埼玉や川越の被害を書いたブログに出てきているのは見かけました。

小さい頃から東京都慰霊堂に連れて行かれ、悲惨な絵とかをいっぱい見ている身としては、こんなものなのかなと思ってしまいました。でもお花も新しいものが備えられていますし、ほったらかしでは無かったのでそれは良かったと思いました。

そんな事を言っても、関東では阪神淡路大震災についてさえ、東日本大震災以降、若干関心が低くなりがちです。黙祷を捧げている人も少なくなりました。広島出身の友人が「8月6日が普通の日と変わらなすぎて驚いた」と言っていました。やはり当事者でないとそんなものなのかもしれません。とはいえ私は、思い出したらここで手を合わせようと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。