いまだにセックス・シンボルというと名前が出てくるのがこの人マリリン・モンローです。私が産まれる前に既に亡くなっている人なんですよね。36歳で亡くなっていますから。歳を取らないので余計にそうなっているんですかね。
お色気で語られることが多い人ですがマリリンはアクターズ・スクールで縁起指導を受けています。この映画の後のことですけど。しかしこの映画今観ると凄い女性蔑視です。女性を何だと思っているんでしょう。
お金持ちと結婚したい女と見てくれ重視の女って、人間なんだから他のことだって考えてると思うのですが21世紀目線からは信じられない設定ですよね。今から70年前って結構最近だと思うのですけど。
ニューヨークからパリへ行くのに船だったんですよね。飛行機はあっても本数は少ないし高価だったんでしょうね。モノクロの映画では無いのでどうしても現代目線で観てしまいますがやはり時代が違いますよね。
ジェーン・ラッセルさんとダブル主演という感じになっていますが、今現在の知名度の関係でマリリンの方が取り上げられる感じですね。でもジェーンさんはこの頃は既にスターで本来こちらがメインのはずです。
ミュージカル仕立ての為あまり大したストーリーはありません。2人の魅力を存分に引き出しているので成功、そんな所です。しかし金髪美人-グラマー-ちょっとバカというのはこの映画から来ているのかそういう図式にマリリンを当てはめたのか。
とはいえ2人の女優さんを非常に美しく魅力的に描き出しそれぞれにちゃんと見せ場を作っているのは流石ハリウッドですね。その意図はちゃんとしています。男性陣は…完全に引き立て役にしかなってませんもの。
マリリンと言えばお色気というメガネを外して観るとこの映画でのマリリンの表情とかはとても可愛らしいです。小悪魔的な魅力が無いとただいやらしい人になってしまいますものね。アメリカの良き頃のスターさんなんだなあと月並みですが改めて思った次第です。