ハマスホイとデンマーク絵画 東京都美術館

よっぽどの美術好きでないと「ハマスホイって誰?」という反応になると思います。ハマスホイ、ハンマースホイ、表記のゆれはありますが、あまり馴染みのない名前だと思います。私も2008年まで知りませんでした。

2008年のその日はフェルメール展を見に行ったんです。その時も東京都美術館だったのですが、上野駅から東京都美術館に行くのに国立西洋美術館の前を通ります。そこにあったハンマースホイの看板を見て「誰?」と思ったのと、良さそうだなと感じたのとで、フェルメール展のあと、足を運ぶことにしました。展示室に入った初めの「画家の妹」から惹きつけられ、美しい絵の数々に魅せられてしまいました。

その時から「次はいつ来るのかしら」とずっと思い続け、ようやくその日が来たという感じです。ただ今回はハマスホイとデンマーク絵画ということで、前回よりハマスホイの絵は少ないです。それでも又見ることができる喜びの方が大きかったですけど。

でもそのハマスホイ以外のデンマーク絵画も美しく、すっかり魅せられてしまいました。ハンスンの「果物籠を持つ少女」やアナ・アンガの「戸口で編み物をする少女」、ヨハンスンの「きよしこの夜」など、優しい絵が本当に多いです。ハマスホイの絵はもしかしたら又10年後に見られるかも知れませんが、これらの絵はもお題見るのが最後になるかもしれないと思うと、来日してくれてありがとうという想いになりました。と思ったらスケーエン派の展示は3年前にやってたんですよね。やっぱり知らないと見逃しますね。

色々良い絵はあったのですが、というか悪い絵などありませんが、こちらを取り上げることにしました。「果物籠を〜」とも思ったのですが、ハマスホイから選びたいな、と思ったので。「ライラの風景」という作品です。結構明るい色使いをしていて、こういうのも良いなと思ったからです。どうしてもハマスホイというとグレー、というイメージなので。

この日は寒い雨の日でした。更に平日ということもあり入場者もまばらでした。なので一点一点、じっくり鑑賞することができました。フェルメールやゴッホではまず無いことです。それと美術館と言うと私のイメージでは年齢層高めなのですが、20代から30代が結構多かったと思います。新聞とか企業とかの招待券で何となくというより、本当に興味があるか、好きな人が来ている印象でした。

次回は又、10年以上開いてしまうかも知れませんが、それでも待ちたいと思います。体が動かなかったら行けないでしょうけど。でも本当に少しでも多くの方に、この素晴らしく美しい絵画の数々を知って頂けるといいなと思います。そうしたら案外もっと早く再会できるのになと思っています。

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