日本人が良く付ける言い方で「三大」とか「御三家」とかそういう括りをすることがあります。すっかり海外でも似たように言われていると思い込むと間違いの元になります。世界三大美女とか日本で言っているだけですからね。
いつものように唐突に始まりましたがどこかの雑誌で「80年代のポップス3M」と言って紹介していたことがありその言い方は全く流行らず消えました。マドンナ、マイケル・ジャクソン、そしてこちらワム!のジョージ・マイケルを指していました。何だかなあ。
その中でご存命なのがマドンナだけというのも時の流れを感じます。でもローリング・ストーンズはバンドとしても現役ですしポール・マッカートニーも新作を出したりしています。そう考えると2人共早すぎますよね。
日本ではもう若い人のファンとかは増えそうにもありませんが唯一「ラスト・クリスマス」はその時期になると何となく聴こえてくる曲ではないでしょうか。他にも「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」とか「フリーダム」とか売れたんですけどね。
ちょっと残念なのはこのベスト盤には「ケアレス・ウィスパー」という彼らの後期の代表作がありません。何か意図があるのかはわかりませんがディスクは収録時間の縛りがありますので、この時の選者の気分からは外れたのでしょうね。
CDケースが大分破損して修復してあります。更に彼らはアイドルだったはずなのに写真が小さい。もっと言うとジョージの相方のアンドリュー・リッジリーの顔が図書館側のシールのせいで見えません。需要が無いとか言わないであげて下さいね。あぁアンドリュー…。
ワム!解散後もジョージはソロ・シンガーとして成功をし続けます。80年代前半はワム!として後半はソロとして時代を駆け抜けたスターでした。本当何を出しても売れるという印象でしたね。90年代以降失速して行きますが。
アンドリュー・リッジリーに関しては現在は悠々自適というか、環境活動とか好きなことをやっている印象です。ワム!の曲のうち3曲で作曲のクレジットがありその印税も結構入って来るのではと想像しています。