新しい映画だとばかり思っていたのですがもう8年も経つとは思いも寄りませんでした。出演者も神木隆之介さんだったり、橋本愛さんだったり、松岡茉優さんだったり、今をときめく人ばかり、あ、東出昌大さん…。
先に書いてしまうとこの映画、良く売れたなあと思います。リピート客も多かったそうですが、同じ場面を違う登場人物の視線から何度も映してみたり「鉄男」なんてみんな知らないですよね。田口トモロヲさんの出世作です。
この人「プロジェクトX」のナレーションですっかり有名になりましたが、結構ひどい仕事(誉めてます)も多いんですよ。それと「ゾンビ」は今でも有名ですが「ロメロくらい観とけ」とか大丈夫?平成だけど?と言う感じです。私は昭和の人間なので全く苦になりませんけど。
スクール・カースト最上位の女子4人組は頂点が山本美月さん演じる梨沙で、そこに繋がっていないと下に堕ちてしまうことが解っていて、上手く渡って行こうとしているのが伺えます。ここまであからさまでは無いにしてもよくある人間関係です。
男子はもう少し緩やかですが運動部と文化部と言う壁があります。東出昌大さん演じる宏樹は帰宅部?野球部?微妙な位置に居ます。それらが桐島と言う登場しない人物の行動から、微妙に関係性が崩れて来ると言う感じです。
東出昌大さんの圧倒的ないい男っぷりはやっぱり凄いです。神木隆之介さんとの身長差も残酷に映されています。神木隆之介さんは可愛い系だと思いますが、この映画ではちょっと気持ち悪い系で出ています。
橋本愛さんの美少女っぷりもやっぱり凄いですね。後の「あまちゃん」での美少女役も完全にハマっていましたけど。でも印象的だったのは清水くるみさん。この男の子を好きになったらカースト落ちしちゃうよと側から見て思うのですが、そこを飛び越えて行くどうしようもない感情を上手く出していたと思います。
図書館DVD的には本作は結構借りられていることが多くなかなか借りられませんでした。予約すればいいんですけどね。「あ、あった!」という出会いも好きなのでそうしてます。価格15.000円って…。